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【2025年版】Cursor・Claude Code・Codex・Gemini CLIのMCP対応を徹底比較

「CursorでClaudeやCodex、Geminiを使いたいけど、どう連携すればいい?」
「MCPって何?どのツールが対応しているの?」
「結局、どの組み合わせが最適なの?」

このような疑問を持っている方は多いと思います。

私は40代現役Webエンジニアとして、Cursor、Claude Code、Codex、Gemini CLIのすべてを使い比べ、最適な組み合わせを模索してきました。

結論から言うと:

  • MCP対応ツールとMCP非対応ツールがある
  • Cursorを中心に、用途別にツールを組み合わせるのがベスト
  • 全部を完璧に連携させる必要はない

この記事では、各ツールのMCP対応状況と最適な使い分け方を、実体験をもとに解説します。


目次

この記事でわかること

  • MCP(Model Context Protocol)とは何か
  • 各ツールのMCP対応状況一覧
  • Cursorとの具体的な連携方法
  • 用途別の最適な組み合わせ
  • 私が実際に使っている構成

MCP(Model Context Protocol)とは?

まず、MCPについて簡単に説明します。

MCPの基本

MCP(Model Context Protocol)は、AI開発ツールが外部サービスと連携するための統一規格です。

項目 説明
正式名称 Model Context Protocol
提供元 Anthropic社
目的 AIツールと外部サービスの連携
対応ツール Cursor、Claude Code(一部)

MCPで何ができるか

MCPを使うと、AI開発ツールから直接外部サービスを操作できます。

連携サービス できること
GitHub Issue作成、PR確認、コード検索
Playwright ブラウザ操作、スクリーンショット取得
iTerm ターミナルコマンド実行
ファイルシステム ファイル操作

各ツールのMCP対応状況

一覧表

ツール MCP対応 連携方法 特徴
Cursor ✅ 完全対応 ネイティブ 最も充実した対応
Claude Code ✅ 対応 claude mcp serve 設定がやや複雑
Codex ❌ 非対応 IDE拡張機能 独立したツールとして動作
Gemini CLI ❌ 非対応 Companion拡張機能 ターミナルから使用

詳細解説

Cursor(✅ MCP完全対応)

最も充実したMCP対応を持つツールです。

項目 内容
対応状況 ネイティブ対応
設定難易度 低(UIから設定可能)
連携可能サービス GitHub、Playwright、iTerm、多数
安定性 高い

メリット:

  • 設定UIが使いやすい
  • 豊富なMCPサーバーに対応
  • 安定した動作

デメリット:

  • 月額課金が必要(無料枠あり)

Claude Code(✅ MCP対応)

Anthropic公式のCLIツールで、MCP対応しています。

項目 内容
対応状況 claude mcp serveで対応
設定難易度 中〜高
連携可能サービス 各種MCPサーバー
安定性 やや不安定な場合あり

メリット:

  • Anthropic公式ツール
  • CLIとしても単体で使用可能
  • 高精度なコード生成

デメリット:

  • MCP設定でエラーが発生する場合がある
  • 設定ファイルのパスに注意が必要

Codex(❌ MCP非対応)

OpenAIの開発ツールで、MCPは非対応です。

項目 内容
対応状況 非対応
連携方法 IDE拡張機能として動作
設定ファイル ~/.codex/config.toml

メリット:

  • OpenAIの最新モデルを使用
  • 独立したツールとして安定動作

デメリット:

  • Cursorとは別ウィンドウで動作
  • MCP連携不可

Gemini CLI(❌ MCP非対応)

GoogleのGeminiモデルを使用するCLIツールです。

項目 内容
対応状況 非対応
連携方法 Companion拡張機能 or ターミナル
料金 無料枠あり

メリット:

  • 無料枠が充実
  • ターミナルから直接使用可能

デメリット:

  • MCP連携不可
  • Cursorとの統合は限定的

Cursorとの連携方法

Cursor + GitHub MCP

最も便利な連携の一つです。

設定手順

Step 1:GitHub Personal Access Tokenを作成

  1. GitHubにログイン
  2. Settings > Developer settings > Personal access tokens
  3. Tokens (classic) > Generate new token
  4. 必要なスコープを選択:
    • repo(必須)
    • read:org(必要な場合)
  5. トークンをコピー

Step 2:CursorでMCP設定

  1. Cursorの Settings を開く
  2. Features > Model Context Protocol を選択
  3. Add Server をクリック
  4. 以下を設定:
項目
Server Name github
Command npx @modelcontextprotocol/server-github
Environment GITHUB_TOKEN=ghp_xxxx…

Step 3:動作確認

チャットで以下を試す:

  • 「このリポジトリのIssueを見せて」
  • 「最近のコミット履歴は?」

Cursor + Playwright MCP

ブラウザ操作の自動化に便利です。

設定手順

Step 1:事前準備

# Playwrightブラウザをインストール
npx playwright install

Step 2:CursorでMCP設定

項目
Server Name playwright
Command npx @playwright/mcp@latest

Step 3:動作確認

チャットで以下を試す:

  • 「このサイトのスクリーンショットを撮って」
  • 「ページのタイトルを取得して」

Cursor + Claude Code(MCP経由)

注意:この連携はトラブルが発生する場合があります。

設定方法

CursorのMCP設定に以下を追加:

項目
Server Name claude-code
Command claude mcp serve

注意点:

  • MCP error -32600 が発生する場合がある
  • 発生した場合は、CLIツールとして単独使用を推奨

Cursor + Codex(IDE拡張機能)

MCPではなく、IDE拡張機能として連携します。

設定方法

  1. Codex IDE拡張機能をインストール
  2. 設定ファイル(~/.codex/config.toml)で設定
  3. CursorからCodexウィンドウを起動

特徴:

  • Cursorとは別ウィンドウで動作
  • 独立した環境として使用

Cursor + Gemini CLI(Companion拡張機能)

MCPではなく、Companion拡張機能で連携します。

設定方法

  1. Gemini CLIをインストール
  2. Gemini CLI Companion 拡張機能をインストール
  3. ターミナルから gemini コマンドで使用

用途別の最適な組み合わせ

基本構成(まずはこれから)

ほとんどのケースで十分な構成です。

ツール 用途
Cursor メイン開発環境
GitHub MCP Issue管理、PR確認、コード検索
Playwright MCP ブラウザ操作、表示確認

メリット:

  • 設定が比較的簡単
  • 安定した動作
  • 日常の開発作業をカバー

拡張構成(必要に応じて追加)

より高度な開発に対応する構成です。

ツール 用途 追加タイミング
Claude Code CLI 複雑なコード生成 MCP設定がうまくいかない場合
Gemini CLI 無料でAI支援 コスト削減したい場合
Codex OpenAI最新機能 OpenAI機能を試したい場合

私が実際に使っている構成

現在の構成

ツール 役割 使用頻度
Cursor + GitHub MCP メイン開発 毎日
Cursor + Playwright MCP 表示確認 週数回
Claude Code CLI 複雑なコード生成 必要時

この構成にした理由

1. Cursorを中心に据える

  • MCPの対応が最も充実
  • UIが使いやすい
  • 安定動作

2. Claude CodeはCLIで使う

  • MCP連携はトラブルが多い
  • CLIとしては問題なく動作
  • 必要な時だけ使用

3. Codex・Geminiは保留

  • 現状の構成で十分
  • 必要になったら追加

よくある質問

Q1:全部のツールを連携すべき?

A:いいえ。必要なものだけで十分です。

まずはCursor + GitHub MCP + Playwright MCPから始めて、必要に応じて追加しましょう。

Q2:Claude CodeのMCP設定がうまくいかない

A:CLIツールとして使うことを推奨します。

MCP経由での連携はトラブルが多いため、claude コマンドを直接ターミナルから使う方が安定します。

Q3:無料で使いたい場合は?

A:Gemini CLIがおすすめです。

無料枠が充実しており、ターミナルから直接使用できます。MCP非対応ですが、独立したツールとして十分使えます。

Q4:どのツールから始めるべき?

A:Cursorから始めましょう。

MCP対応が最も充実しており、UIも使いやすいです。無料枠もあります。


まとめ

MCP対応状況まとめ

ツール MCP対応 おすすめ度
Cursor ✅ 完全対応 ★★★★★
Claude Code ✅ 対応(やや不安定) ★★★★☆
Codex ❌ 非対応 ★★★☆☆
Gemini CLI ❌ 非対応 ★★★☆☆

推奨構成

Step 1:まずはこれだけ

  • Cursor + GitHub MCP + Playwright MCP

Step 2:必要に応じて追加

  • Claude Code CLI(複雑なコード生成)
  • Gemini CLI(コスト削減)

最適な開発環境を構築して、開発効率を最大化しましょう。


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