MENU

【2025年版】CursorでiTerm MCPを設定する完全ガイド|ターミナル操作を自動化

「Cursorからターミナルを直接操作したい…」
「iTerm2とCursorを連携させて開発効率を上げたい…」
「MCPって何?どう設定すればいい?」

このような悩みを抱えていませんか?

私は40代現役Webエンジニアとして、CursorとiTerm2を組み合わせて開発効率を最大化しています。

結論から言うと:

  • 設定は10分で完了
  • Cursorから直接ターミナル操作が可能
  • 開発ワークフローを自動化できる

この記事では、CursorでiTerm MCPを設定する方法を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。


目次

この記事でわかること

  • iTerm MCPとは何か
  • 設定の前提条件
  • インストールと設定手順
  • 動作確認方法
  • トラブルシューティング

iTerm MCPとは?

基本情報

iTerm MCPは、CursorからiTerm2のターミナルを直接操作できるようにする仕組みです。

項目 内容
対象ターミナル iTerm2(macOS専用)
連携ツール Cursor
必要環境 macOS、Node.js 14以上

iTerm MCPでできること

機能 説明
コマンド送信 Cursorから直接コマンドを実行
出力読み取り コマンドの実行結果を取得
制御文字送信 Control-Cなどを送信
ワークフロー自動化 コマンド実行から結果確認まで自動化

なぜiTerm MCPが便利なのか

従来の方法:

  1. Cursorでコードを書く
  2. 別のターミナルウィンドウに切り替える
  3. コマンドを入力して実行
  4. 結果を確認
  5. Cursorに戻る

iTerm MCP導入後:

  1. Cursorでコードを書く
  2. Cursorから直接コマンドを実行
  3. 結果をCursor内で確認

コンテキストスイッチが減り、集中力が維持されます。


設定の前提条件

必要な環境

項目 要件
OS macOS(iTerm2はmacOS専用)
ターミナル iTerm2(最新版)
Node.js バージョン14以上
Cursor 最新版

環境確認

# Node.jsのバージョン確認
node --version

# npmのバージョン確認
npm --version

Node.jsがインストールされていない場合:

# Homebrew経由(macOS)
brew install node

インストールと設定

Step 1:iTerm2のPython APIを有効化

1. iTerm2を起動

2. Preferencesを開く

⌘ + , または メニュー > Preferences

3. Python APIを有効化

手順 操作
1 「General」タブを選択
2 「Magic」セクションを探す
3 「Enable Python API」にチェック

4. iTerm2を再起動

設定を反映させるため、完全に終了してから再起動します。

⚠️ 重要: この設定を有効化しないと、iTerm MCPは動作しません。

Step 2:MCP設定ファイルを編集

1. 設定ファイルの場所

~/.cursor/mcp.json

2. ファイルを作成(存在しない場合)

mkdir -p ~/.cursor
touch ~/.cursor/mcp.json

3. 設定を追加

{
  "mcpServers": {
    "iterm": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "iterm-mcp"
      ]
    }
  }
}

既存の設定がある場合:

{
  "mcpServers": {
    "github": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "@modelcontextprotocol/server-github"
      ],
      "env": {
        "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "your-token"
      }
    },
    "iterm": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "iterm-mcp"
      ]
    }
  }
}

4. JSON構文を確認

python3 -m json.tool ~/.cursor/mcp.json > /dev/null && echo "OK" || echo "エラー"

Step 3:Cursorを再起動

設定を反映させるため、Cursorを完全に終了してから再起動します。


動作確認

テスト1:基本的なコマンド実行

Cursorのチャットで以下を試します:

現在のディレクトリを確認してください

期待される動作:

  • CursorのAIがターミナルコマンドを実行
  • 結果がチャットに表示される

テスト2:複数コマンドの実行

現在のユーザー名とホームディレクトリを確認し、MCP設定ファイルの存在を確認してください

テスト3:制御文字の送信

長時間実行されるコマンドを中断する場合、Control-Cを送信できます。

正常に動作している場合

  • ✅ コマンドがターミナルで実行される
  • ✅ 実行結果がCursorのチャットに表示される
  • ✅ エラーなく動作する

実践的な使い方

活用例1:Git操作の自動化

「変更をコミットして、プッシュしてください」

活用例2:テストの自動実行

「このプロジェクトのテストを実行してください」

活用例3:環境構築の自動化

「依存パッケージをインストールして、開発サーバーを起動してください」

活用例4:デプロイの自動化

「本番環境にデプロイしてください」

よくあるトラブルと解決方法

トラブル1:iTerm MCPが認識されない

症状:Cursorを再起動してもiTerm MCPが動作しない

解決方法

確認項目 対処法
Python API iTerm2でEnable Python APIがチェックされているか確認
JSON構文 設定ファイルのJSON構文を確認
再起動 Cursorを完全に再起動

トラブル2:コマンドが実行されない

症状:コマンドを送信しても実行されない

解決方法

確認項目 対処法
iTerm2起動 iTerm2が起動しているか確認
タブ iTerm2でタブが開いているか確認
Node.js node --version で確認

トラブル3:権限エラー

症状:権限関連のエラーが表示される

解決方法

# MCP設定ファイルの権限を確認
ls -la ~/.cursor/mcp.json

# 必要に応じて権限を変更
chmod 600 ~/.cursor/mcp.json

トラブル4:古いiTerm2バージョン

症状:Python APIが利用できない

解決方法


まとめ

iTerm MCP設定の流れ

Step 内容
1 iTerm2のPython APIを有効化
2 MCP設定ファイルにiTerm設定を追加
3 Cursorを再起動
4 動作確認

iTerm MCPのメリット

メリット 説明
開発効率向上 エディタから離れずにターミナル操作
AI連携 CursorのAIが自動的にコマンドを実行
ワークフロー自動化 繰り返し作業を自動化

次のステップ

  • iTerm MCPを設定して動作確認
  • Git操作の自動化を試す
  • 日常の開発ワークフローに活用

CursorとiTerm MCPを活用して、開発効率を最大化しましょう。


体系的に学びたい方へ

おすすめ技術書

ターミナル操作を効率化するために、エンジニアの基礎力を高める技術書を紹介します。


可読性の高いコードを書くための必読書。自動化スクリプトを書く際にも役立ちます。


エンジニアとしての考え方を学べる名著。自動化の思想にも通じます。


Tech Creator Hub

より詳しい情報は、Tech Creator Hubをご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次