「40代からプログラミングを学んでも遅いですか?」
「未経験でもエンジニアになれますか?」
このような質問をよく受けます。
私は40代現役Webエンジニアとして、Web開発や副業に取り組んでいます。
結論から言うと:
- 年齢は関係ない。ただし学習方法は選ぶべき
- 副業から始める方が、転職よりハードルが低い
- ポートフォリオがなければ、面接にすら進めない
この記事では、これからエンジニアを目指す40代・未経験の方に向けて、現場のリアルな話をお伝えします。
この記事でわかること
- 5つの真実と対策
- 最初に学ぶべき言語
- ポートフォリオの作り方
- 副業の始め方
- 今日から始められるアクション
5つの真実
先に結論を言うと、以下の5つです。
- 年齢は関係ない。ただし学習方法は選ぶべき
- スクールは必須ではないが、独学は9割挫折する
- 最初に学ぶ言語選びで、その後が大きく変わる
- ポートフォリオなしでは、面接にすら進めない
- 副業から始める方が、転職よりハードルが低い
それぞれ詳しく解説していきます。
真実1:年齢は関係ない。ただし学習方法は選ぶべき
正直に言うと、40代でエンジニアに転職するのは「簡単ではない」です。
でも、不可能ではありません。
実際、私の周りにも40代で未経験からエンジニアになった人がいます。ただし、成功した人には共通点があります。
成功した人の共通点
| 共通点 | 説明 |
|---|---|
| 体系的に学んだ | 独学ではなく、スクールorメンター |
| 継続した | 毎日2〜3時間、最低3ヶ月 |
| アウトプットした | ポートフォリオを3つ以上作成 |
| 履歴を残した | GitHubに活動履歴を残した |
挫折した人の共通パターン
- Progateだけで終わった
- 本を買っただけで満足した
- 「忙しくて時間がない」と言い訳した
- 環境構築で躓いて諦めた
年齢よりも、学習方法と継続力が重要です。
真実2:スクールは必須ではないが、独学は9割挫折する
「スクールに通うべきか?」という質問もよく受けます。
私の答えは、**「お金に余裕があるなら、スクールは圧倒的に効率的」**です。
スクールのメリット
| メリット | 説明 |
|---|---|
| 体系化 | カリキュラムが整っている |
| 質問環境 | わからない時にすぐ質問できる |
| 仲間 | 同じ目標を持つ仲間ができる |
| サポート | ポートフォリオ制作・転職支援あり |
スクールの注意点
| 注意点 | 説明 |
|---|---|
| 費用 | 30〜80万円かかる |
| 質の差 | スクールによって差がある |
| 受け身 | 受け身だと身につかない |
| 年齢制限 | 年齢制限があるスクールも |
私は独学でスタートしましたが、正直めちゃくちゃ遠回りしました。
環境構築で2週間詰まり、エラーの解決に何時間も費やし、「これで合ってるのか?」と不安になる日々…
今振り返ると、最初の3ヶ月だけでもスクールかメンターをつけるべきだったと思います。
スクール選びで確認すべきポイント
- 無料相談・体験会に必ず参加する(最低3社)
- 年齢制限がないか確認する
- 実務レベルのカリキュラムか確認する
- 質問対応の時間・方法を確認する
真実3:最初に学ぶ言語選びで、その後が大きく変わる
「何の言語を学べばいいですか?」
これも超重要な質問です。
2025年時点では、以下の3択です。
A. JavaScript(Next.js / React)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | モダンなWeb開発の主流 |
| メリット | 求人数が圧倒的に多い、将来性が高い |
| デメリット | 学習範囲が広い、環境構築が難しい |
| 向いている人 | Webサービスを作りたい、高単価案件を狙いたい |
B. Ruby(Ruby on Rails)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 日本では根強い人気、スタートアップで採用 |
| メリット | 日本語情報が豊富、学習コストが低い、副業案件が多い |
| デメリット | 海外では需要減少傾向、大企業案件は少なめ |
| 向いている人 | 副業から始めたい、日本市場メイン |
C. Python
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | AI・データ分析で圧倒的シェア |
| メリット | 将来性抜群、自動化スクリプトが書きやすい |
| デメリット | Web開発では主流ではない |
| 向いている人 | AI・データ分析に興味がある |
私の結論:迷ったらRailsから始めよう
迷ったら、まずはRailsで基礎を固めるのがおすすめです。
理由:
- 学習コストが低い
- 日本語情報が豊富で挫折しにくい
- 副業案件が取りやすい(月5〜20万円)
- 基礎を理解すれば、他の言語への応用が効く
真実4:ポートフォリオなしでは、面接にすら進めない
これは厳しい現実ですが、未経験エンジニアは、ポートフォリオがないと書類で落ちます。
企業の採用担当者は、「この人は本当にコードが書けるのか?」を見たいんです。
履歴書に「Progateを修了しました」と書いても、正直、何の評価にもなりません。
最低限必要なポートフォリオ
| 要件 | 説明 |
|---|---|
| オリジナルWebアプリ | 3つ以上 |
| GitHubに公開 | コミット履歴がある |
| READMEが充実 | 技術スタック・機能説明が書かれている |
| デモサイト | 実際に動くサイトがある |
よくある失敗例
| 失敗例 | 問題点 |
|---|---|
| チュートリアル通り | 「ToDoアプリ(チュートリアル通り)」だけでは弱い |
| コピー作品 | 「教材の通りに作りました」は評価されない |
| GitHubが空 | コミット履歴がないと疑われる |
| READMEが適当 | 何ができるアプリか伝わらない |
評価されるポートフォリオの例
「自分が欲しいツール」を作るのが一番です。
| アプリ例 | 工夫点 |
|---|---|
| タスク管理アプリ | ポモドーロタイマー機能、Slack通知機能 |
| 技術記事ブックマーク | タグ分類、検索機能、Qiita API連携 |
| 読書記録アプリ | Amazon API連携、レビュー機能 |
| 家計簿アプリ | グラフ表示、予算アラート |
| レシピ共有サイト | 画像アップロード、いいね・コメント |
重要なのは、「チュートリアルにない、自分なりの工夫」があること。
真実5:副業から始める方が、転職よりハードルが低い
これは意外と知られていませんが、40代なら、いきなり転職を狙うより、副業から始める方が現実的です。
なぜ副業が現実的なのか?
転職市場で苦戦する理由:
- 企業が求めるのは「即戦力」
- 年齢的に給与水準が高くなる
- 年齢による偏見が存在する
副業のメリット:
- 実績ベースで評価される(年齢は関係ない)
- 成果物があれば信頼される
- 小さい案件から始められる
- リスクが低い(本業を続けながら挑戦)
副業案件の取り方
Step 1:クラウドソーシングに登録
- クラウドワークス(案件数が多い)
- ランサーズ(高単価案件もある)
- ココナラ(スキル販売型)
Step 2:最初は単価5万円の案件から
| 案件種類 | 単価相場 |
|---|---|
| WordPress制作 | 5〜10万円 |
| LP制作 | 3〜8万円 |
| 既存サイトの修正 | 5〜15万円 |
Step 3:実績を3件作る
最初の3件はとにかく丁寧に、期待以上のクオリティで納品。
評価が貯まると、次の案件が取りやすくなります。
Step 4:単価を上げていく
| レベル | 単価相場 |
|---|---|
| 初心者 | 5〜10万円/件 |
| 中級者 | 15〜30万円/件 |
| 上級者 | 50万円〜/件 |
私も副業から始めて、今では月20〜30万円の副収入があります。
今日から始められる3つのアクション
1. 学習方法を決める
| 予算 | 方法 |
|---|---|
| 予算あり | スクールの無料相談に行く(最低3社) |
| 予算なし | メンターを探す(MENTA等) |
| 完全独学 | Udemy講座や書籍で体系的に学ぶ |
2. 言語を1つ選ぶ
| 目的 | 言語 |
|---|---|
| 副業重視 | Ruby on Rails |
| 将来性重視 | JavaScript(Next.js / React) |
| AI・自動化重視 | Python |
3. ポートフォリオを作り始める
- まずは「自分が欲しいツール」を1つ作る
- GitHubにコミット履歴を残す
- READMEをしっかり書く
まとめ:「いつか始めよう」ではなく「今日から始める」
私も40代でまだまだ学び続けています。
5つの真実:
- 年齢は関係ない。ただし学習方法は選ぶべき
- スクールは必須ではないが、独学は9割挫折する
- 最初に学ぶ言語選びで、その後が大きく変わる
- ポートフォリオなしでは、面接にすら進めない
- 副業から始める方が、転職よりハードルが低い
今日からできること:
- スクールの無料相談を予約する
- 言語を1つ選んで学習を始める
- ポートフォリオのアイデアを考える
体系的に学びたい方へ
おすすめ技術書
エンジニアを目指す方に、以下の技術書がおすすめです。
全員必読の基礎本:
可読性の高いコードを書くための必読書。
プログラムがどう動くかを理解できる一冊。
キャリア・働き方:
エンジニアとしての考え方を学べる名著。
技術力だけでなく、キャリア戦略、自己マーケティングまで学べる。
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