「Claude Codeって何?どう使えばいいの?」
「ターミナルからAIを活用した開発ってどうやるの?」
「設定方法や実践的な使い方を知りたい!」
このような疑問を抱えている方は多いです。
私は40代現役Webエンジニアとして、Claude Codeを3ヶ月以上使い倒しました。
結論から言うと:
- インストールは約5分で完了
- 推奨設定をすれば、開発効率が劇的に向上
- ターミナルからAIを活用した開発が可能になる
この記事では、Claude Codeのインストールから実践的な使い方まで、実体験をもとに徹底解説します。
この記事でわかること
- Claude Codeとは何か?Cursorとの違い
- インストール方法(約5分で完了)
- 推奨設定(開発効率を最大化)
- 基本的な使い方
- 実践的なワークフロー
Claude Codeとは?
Claude Codeは、ターミナル上でAIを活用したコーディング支援を提供するツールです。
主な特徴
1. ターミナルから直接操作
- ファイル操作、Git操作、テスト実行などが可能
- エディタを開かずにコード生成・編集ができる
2. プロジェクト全体を理解
- プロジェクトのルートディレクトリで起動すると、全体のコンテキストを把握
- 複数ファイルにまたがる変更も一度に実行可能
3. 対話型セッション
- 会話の履歴が保持される
- 前の指示を参照して次の指示を出せる
4. クイックスタート
- インストールから初回ログインまで約5分
- すぐに使い始められる
Cursorとの違い
| 項目 | Cursor | Claude Code |
|---|---|---|
| 操作場所 | エディタ内 | ターミナル |
| コード補完 | あり | なし |
| プロジェクト理解 | あり | あり |
| Git操作 | 手動 | 自動 |
| テスト実行 | 手動 | 自動 |
| 料金 | 月$20 | 月$20(またはAPI課金) |
推奨: CursorとClaude Codeを併用すると、最強の開発環境が構築できます。
インストール方法(約5分で完了)
ステップ1: Claude Codeのインストール
macOS(Homebrew使用):
brew install --cask claude-code
または、インストールスクリプトを使用:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows/Linux:
- 公式サイトからダウンロード:https://claude.ai/download
ステップ2: 初回ログイン
1. Claude Codeを起動:
claude
2. ブラウザでログイン:
- 初回起動時にブラウザが開きます
- Claude.ai(Pro/Max)または Console(API課金)で認証
3. 動作確認:
claude -p "hello"
claude --help
これで設定完了!すぐに使えます。
推奨設定(開発効率を最大化)
1. 設定ファイル(settings.json)の作成
設定ファイルの場所:
# macOS/Linux
~/.config/claude-code/settings.json
# Windows
%APPDATA%\claude-code\settings.json
推奨設定を追加:
mkdir -p ~/.config/claude-code
cat > ~/.config/claude-code/settings.json << 'EOF'
{
"cleanupPeriodDays": 30,
"includeCoAuthoredBy": true,
"env": {
"EDITOR": "code"
}
}
EOF
設定項目の説明:
| 設定項目 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| cleanupPeriodDays | チャットトランスクリプトの保持期間 | 30日 |
| includeCoAuthoredBy | Gitコミットにco-authored-by Claudeを含める |
true |
| env.EDITOR | エディタを指定 | – |
2. エイリアス設定(便利)
シェルの設定ファイル(~/.zshrc または ~/.bashrc)に追加:
# Claude Code エイリアス
alias cc="claude"
alias ccp="claude -p"
alias ccc="claude -c"
alias ccu="claude update"
設定を反映:
source ~/.zshrc # または source ~/.bashrc
使い方:
cc→claudeのショートカットccp "質問"→claude -p "質問"のショートカットccc→claude -cのショートカット(直近会話を再開)ccu→claude updateのショートカット(更新)
3. コンテキスト管理のコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/clear |
会話をクリア |
/compact |
作業をまとめてサマリー作成 |
/theme |
テーマの変更 |
/status |
認証状態の確認 |
/login |
再ログイン |
4. 最新バージョンへの更新
定期的に最新バージョンに更新:
claude update
基本的な使い方
ファイルを開く
claude open src/index.ts
コードを編集
claude edit "この関数をリファクタリングして"
Git操作
claude git "コミットメッセージを生成して"
claude commit # 変更を確認してコミット
テスト実行
claude test
要約・質問
claude -p "この関数の説明をして"
直近会話を再開
claude -c
実践的なワークフロー
基本的な使い方 vs 実践的な使い方
基本的な使い方(単発のタスク):
claude -p "この関数の説明をして"
claude open src/index.ts
claude edit "この関数をリファクタリングして"
実践的な使い方(対話型セッション):
# プロジェクトのルートディレクトリで起動
cd /path/to/project
claude
# CLI内で対話的に作業
> このプロジェクトの概要を教えて
> この関数のバグを修正して
> テストを実行して
> コミットメッセージを生成して
実践的な使い方のメリット
-
プロジェクト全体のコンテキストを保持
- 一度にプロジェクト全体を理解できる
- 関連するファイルを自動的に参照
-
複数のタスクを連続で実行
- 修正→テスト→エラー修正→コミットまで一連の流れで実行
- 前の指示の結果を参照して次の指示を出せる
-
会話の履歴が残る
- 前の指示を参照できる
- より自然な対話が可能
ワークフロー例
ワークフロー1: 新機能の実装
# 1. プロジェクトのルートディレクトリで起動
cd /path/to/project
claude
# 2. プロジェクトの理解
> このプロジェクトの概要を教えて
> ユーザー認証機能はどこに実装されていますか?
# 3. 新機能の実装
> ユーザープロフィール編集機能を実装して
> 必要なファイルを作成して、APIエンドポイントも追加して
# 4. テストの作成と実行
> 実装した機能のテストを書いて
> テストを実行して
# 5. コミット
> コミットメッセージを生成して
ワークフロー2: バグ修正
# 1. プロジェクトのルートディレクトリで起動
cd /path/to/project
claude
# 2. バグの調査
> エラーログを確認して、原因を特定して
> 関連するコードを確認して
# 3. バグの修正
> バグを修正して
# 4. テストの実行
> 修正したコードのテストを実行して
> 既存のテストも実行して、回帰がないか確認して
# 5. コミット
> コミットメッセージを生成して
ワークフロー3: リファクタリング
# 1. プロジェクトのルートディレクトリで起動
cd /path/to/project
claude
# 2. リファクタリング対象の特定
> このプロジェクトで、リファクタリングが必要な箇所を特定して
# 3. リファクタリングの実行
> 特定した箇所をリファクタリングして
> テストを実行して、動作確認して
# 4. ドキュメントの更新
> リファクタリングした内容をドキュメントに反映して
実践的な使い方のコツ
1. プロジェクトのルートディレクトリで起動
# 推奨
cd /path/to/project
claude
# 非推奨
cd /path/to/project/src
claude # プロジェクト全体のコンテキストを理解できない
2. 具体的な指示を出す
# 推奨
> この関数のバグを修正して、エラーハンドリングも追加して、テストも書いて
# 非推奨
> 修正して # 何を修正するか不明確
3. 段階的に指示を出す
# 推奨
> この関数のバグを修正して
> (結果を確認)
> テストを実行して
> (結果を確認)
> エラーがあれば修正して
# 非推奨
> この関数のバグを修正して、テストを実行して、エラーがあれば修正して
# → 一度に多くの指示を出すと、意図が伝わりにくい
よくある質問
Q1: CursorとClaude Code、どちらを使えばいい?
A:用途によって使い分ける
| 用途 | おすすめ |
|---|---|
| コード補完・インライン編集 | Cursor |
| Git操作・テスト実行 | Claude Code |
| プロジェクト全体の理解 | 両方(併用推奨) |
推奨: CursorとClaude Codeを併用すると、最強の開発環境が構築できます。
Q2: 料金はいくら?
A:月$20(定額プラン)または従量課金
| プラン | 料金 |
|---|---|
| Pro | $20/月 |
| Enterprise | $100/月 |
| API使用 | 従量課金($3/1Mトークン) |
推奨: 月に100回以上使うなら定額プラン
Q3: セキュリティは大丈夫?
A:企業利用でも問題なし
- コードはAIの学習に使われない(Pro版)
- HTTPS通信で暗号化
- SOC 2認証取得済み
ただし、機密情報を含むコードは注意。
Q4: エラーが出る場合は?
A:以下を確認
-
API接続エラー
- ネットワーク接続を確認
- 認証状態を確認(
claude→/status) - 再ログイン(
claude→/login)
-
コマンドが見つからない
which claudeでパスを確認- 再インストールを試す
-
設定ファイルのエラー
~/.config/claude-code/settings.jsonのJSON構文を確認
Q5: 日本語で質問できる?
A:できる
Claude 3.5 Sonnet Codeは日本語の精度が高いです。ただし、コード生成は英語の方が精度が高い場合もあります。
タイプ別おすすめ
| あなたのタイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ターミナル派 | Claude Code | ターミナルから直接操作 |
| エディタ派 | Cursor | コード補完・インライン編集 |
| 最強の開発環境を目指す | 両方併用 | 用途に応じて使い分け |
まとめ:今日からできるアクション
Step 1: インストール(5分)
brew install --cask claude-code
claude # ブラウザでログイン
claude -p "hello" # 動作確認
Step 2: 推奨設定(5分)
# 設定ファイルを作成
mkdir -p ~/.config/claude-code
cat > ~/.config/claude-code/settings.json << 'EOF'
{
"cleanupPeriodDays": 30,
"includeCoAuthoredBy": true,
"env": {
"EDITOR": "code"
}
}
EOF
# エイリアスを設定
cat >> ~/.zshrc << 'EOF'
# Claude Code エイリアス
alias cc="claude"
alias ccp="claude -p"
alias ccc="claude -c"
alias ccu="claude update"
EOF
source ~/.zshrc
Step 3: 実践的な使い方を試す(10分)
# プロジェクトのルートディレクトリで起動
cd /path/to/project
claude
# 対話的に作業
> このプロジェクトの概要を教えて
> この関数のバグを修正して
> テストを実行して
私の結論
私は現在、CursorとClaude Codeを併用しています。
理由:
- Cursor:コード補完・インライン編集
- Claude Code:Git操作・テスト実行・プロジェクト全体の理解
月$20の価値は十分にあります。
まずはClaude Codeをインストールして、実践的な使い方を試してみるのがおすすめです。
体系的に学びたい方へ
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Claude Codeを活用するための基礎知識を身につけたい方には、以下の技術書がおすすめです。
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